外犬しか経験がなく屋内犬は大変だと感じてましたが、トイレも確実にシート上(付近)で出来るようになり日々の手間も少しずつ減ってます。
今回の記事は、トイレとも関わるフード選びについて。
今まではペットショップで食べていた「ニュートロ」を与えてましたが、下痢や軟便が続くことや1日の間に状態が変化してました。また、フンの匂い、口臭も気になったので「フード選びと変え方」について、獣医師と話し合いました。その要点をまとめます。
注目すべき要素は「タンパク質」と「炭水化物」
獣医師によると、子犬期のフード選びで注目すべき点は「どんな由来原料のタンパク質と炭水化物が使われているか?」という点。
タンパク質の重要性
タンパク質は体を作る必須栄養素。
人間にとっても重要な栄養素ですが、1ヶ月に5kg単位で成長する大型犬の子犬期では特に重要。タンパク質不足はそのまま成長トラブルにつながります。一方で、このタンパク質はアレルギーの原因ともなるため注意が必要。
アレルギーの仕組みは人間と同じ。食べ物で摂取したアレルギー物質が蓄積され、1~1.5年後にかゆみや皮膚トラブルとして顕在化。蓄積型のアレルギーは発症までにタイムラグがあり、一度発症すると治りにくい。どの由来原料でアレルギーが起こるかを把握する事が重要。
炭水化物の重要性
炭水化物は犬にとっても手っ取り早いエネルギー源。
一方で、元来犬は炭水化物の消化は苦手。犬による個体差もも大きく下痢・軟便・嘔吐といったトラブルの原因にもなる。また、由来原料によってはタンパク質や繊維質を含み、アレルギーや腸内環境の改善など様々影響がある。由来原料ごとのトラブルを把握する事がポイント。
タンパク質・炭水化物が単一原料に近いものを選ぶ
タンパク質と炭水化物がトラブルの原因となるので、子犬期は由来原料が単一に近いフードを選ぶと合う合わないの判断がしやすい。
例えば、チキンと玄米を由来原料とするフードでトラブルが起きた場合、チキンもしくは玄米のどちらか/両方が合わない可能性が確定。これが、チキンとポークの混合や玄米とトウモロコシの混合だと、どれが原因なのか絞り込むことができない。
犬にもアレルギー検査はあるが費用は高額。検査で直接的に原因を探るより、原因の可能性を絞るアプローチが費用面から効果的。そのために、子犬期のフード選びは可能性を絞りやすい単一原料が好ましい。
タンパク質・炭水化物が大きく異なるものに変える
フードを変える際は、タンパク質・炭水化物の由来原料が大きく異なるものが良い。
例えば、チキンと玄米でトラブルが起きる時に、タンパク質をシチメンチョウやウズラ、炭水化物を大麦に変えても変化がわかりにくい。思い切って、タンパク質を魚介系・炭水化物を芋類や大豆由来に変更するほうが、違いがはっきり見えるので判断しやすい。
フード変更の効果確認
フード変更の効果は2週間もあればはっきりと出る。チェックすべきポイントは次の4つ
- フンの硬さ・ニオイの変化
- 消化不良の場合、口臭の変化
- 手足を噛む・舐めるといった行動変化(かゆみ・皮膚炎)
- 目ヤニ・目の充血
- 食糞の発生や停止
単一原料に近いフードで、はっきりと種類を変えて貰えば獣医師としても適切なアドバイスがしやすい。さらに、来院時にフンを持参して貰えば消化状況・細菌の状態が確認ができる。日々の生活での確認とフンによる実体確認ができれば、大方の問題は適切に対処できる。
まとめ
獣医師のアドバイスをもとにフードの変更します。「チキン・玄米のニュートロ」から「魚・イモのスーパーゴールド」変更し、1ヶ月ほど様子を見て次回の健診時はフンを持参する予定です。スーパーゴールドの方が少し安いので、これが合うといいなと思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。次回の飼い主の成長期は、2回目の訓練士トレーニングです。1ヶ月の成果が試されます。